小金沢連峰 大丸(798.2m) 2011年12月04日
所要時間 8:47 林道入口−−8:58 尾根に取り付く−−9:18 大丸−−9:29 造成地−−9:34 林道に合流−−9:35 林道入口
概要
南東尾根から往復。橋倉鉱泉への道から分岐する林道を歩き、適当に尾根に取り付く。南東尾根上には廃道ありだが籔が無いので適当に登れる。最初の肩が山頂で布kumoあり
殿平に続き大丸に向かう。上真木集落のすぐ北側の798.7m三角点峰で、橋倉鉱泉に向かう車道から分岐して山頂より南東に延びる尾根を巻くように林道が作られており、そこから適当な尾根に取り付くのが理にかなっているだろう。標高625m付近の東向きの枝尾根辺りが最適か。
林道分岐。ここに車を置いた | 最初は舗装道路 |
真木温泉を通過し、えらく鋭角でしかも上り坂のカーブでは後輪が滑り、その先は狭く急な坂を1速で慎重に上がる。対向車が来たら絶対に避けることはできない。県道に出てようやく安心、少し進むと右に広い道が分岐し「橋倉鉱泉」の案内があって間違いなし。老人ホームだか何かの福祉施設の先で林道が左に分岐、とりあえず入ってみたが人家が終わった先で雨水で掘れた路面の急坂を見て私の車では不可能と判断、人家まで慎重にバックで戻ってUターンし林道分岐の道幅が広がった個所に車を置いて歩きだした。
人家前からダートに | 左上に上がる溝の林道は枝道だった |
人家を過ぎて見えた急坂は枝分かれした林道で、メインの林道はなだらかな傾斜でトラバースするように続いていた。私の車でも入れそうだがどうせ歩いても大したことはないのでそのまま歩き続ける。この枝林道が南東尾根であったようだが、たぶんさっきの人家に出る道なのだろう。帰りは南西尾根を下ろうと思ったのだが、こりゃ人家に出てしまうか?
東に張り出した尾根に駐車スペースあり | 斜面は植林帯で籔無し |
植林帯が終わると倒木がうるさい | 主尾根までこの目印が導く |
なおも林道を歩き、明らかに東に尾根が張りだしたところで尾根に取り付く。ここは林道の東側に駐車余地があり、車を置くことも可能だ。斜面は薄暗い桧の植林帯で、地面には下草も皆無で問題なく歩ける。高度が上がると落葉樹+赤松の明るい樹林に変貌、日当たりがいいせいか灌木が目立つようになり、倒木が多くなった。ルート上には点々と青いリボンがぶら下がり、私と同じ考えの人がいるようだ。
主尾根に乗る。周囲より凹んだ廃道あり | 今度は赤テープが登場 |
基本的に籔は無く歩きやすい | 境界標識あり |
南東尾根に乗ると地面が凹んだ明瞭な道があったが、残念ながら今は廃道化していて倒木と灌木の邪魔が多く、溝の中を歩くよりも周囲の空間を歩いた方がずっと楽だった。それにそれまでの枝尾根よりも灌木は薄かった。青目印は消えて赤テープが代わりに出現するが尾根が明瞭なので目印は不要だ。おまけに境界標石だろうか、黄色い杭も見られた。。
大丸山頂 | 大丸から北を見る。平坦地が続く |
山頂標識 | まだ新しげな布kumo |
傾斜が緩んで肩に出ると木の幹に文字が消えた赤い標識が登場。最初は鳥獣保護区の看板かと思ったがそうではなく、錆の形で火の用心の看板だったことが判明。その上にペイントで大丸と書かれていた。お隣の細い木には赤布が下がっており、見てみたら布kumoであった。いつのも布kumoはかわいらしい模様柄のリボンだが、在庫が切れたのか普通の赤布だった。さほど劣化しておらず、たぶん取り付けられてから数カ月といったところか。ここはピークではなく肩なので気にしていないと通過してしまうだろう。三角点があるはずと周囲を探索したら、落ち葉に埋もれかけているのを発見。周囲は落葉樹林ですっきりとした展望は無かった。
主尾根を下り続ける | 放置された造成地 |
造成地は南の展望がいい | 尾根上に林道が続く |
林道は人家に続いていなかった |
帰りは人家の手前まで南西尾根を下ることにして、往路で利用した枝尾根を下らず直進、廃道は相変わらず続いているが灌木と倒木が鬱陶しい。やがて前方が明るくなると階段状に平地を造成した場所に飛び出した。人家があるかと思ったら建物は皆無で更地だった。まあ、実際はススキの原だったが。宅地として造成したが売れ残って放置されたままと思えた。造成したのだからどこかに車道があるはずだが、造成地左手から尾根上に林道が続いていた。どこに出るのだろうと下っていくと、人家が終わって左に上がっていく雨で溝が掘れた急坂の林道だった。
人家前を通過して車に戻った。